ユッカの挿し木

ユッカは、挿し木で増やせます。

 

ユッカは、生育の早い植物です。
小さな朴もの仕立てのユッカ(ユッカ・エレファンティペス)を購入したとしても、翌年には「大きくなりすぎて不安定になってしまう」ことは珍しくありません。

 

また、単純に増やしたい場合もあるかと思います。

 

そこで用いられるのが、挿し木です。
挿し木には「幹を挿し木する方法」と「わき芽をそぎ取って挿し木する方法」がありますが、多くの方が最初に経験するのは後者であるはずです。

 

今回は、挿し木(挿し穂)について説明していきます。

 

挿し木の方法

挿し木の手順を(教科書通りに)説明します。

 

しかし、ユッカの挿し木は簡単です。
ユッカ・エレファンティペスは(比較的)強い植物ですので、適期(5~9月)であれば適当に土に挿して水やりを続けただけでも発根してくれます。

 

発根さえしてくれれば、育てるのは難しくありませんよね?

 

  1. 用土の準備
    挿し木用の土を用意します。挿し木用の土は「肥料分が少ないこと」がポイントであり、肥料分の多い土で挿し木をすると切り口が腐ってしまうことがあります。基本的には専用用土を使用し、自分で配合する場合には「赤玉土:ピートモス:パーライト(6:3:1)」などのような構成でつくります。
  2. 挿し穂の確保
    清潔なナイフなどで、幹からわき芽を切り離します。この際、「幹の樹皮をつけるように切り取る」ことがポイントであり、樹皮がついていることで発根率が高まります。切り離した挿し穂は、土に挿さる部分の葉を(ハサミなどで)切り取っておきます。
  3. 挿し木
    濡らした挿し木用土に穴を開け、挿し穂を挿して固定します。切り口に発根剤(または殺菌剤)を塗るかどうかは意見が分かれますが、ユッカ・エレファンティペスの場合には何もしなくても失敗するリスクは低いと考えられます。
  4. 管理
    適期であれば、約2カ月間で発根します。発根すると「土が乾きやすくなります」ので、感覚でわかるかと思います。その後、生育の鈍化する時期(10月中旬くらい)までに余裕がある場合には肥料分を含む土に植え替え、余裕がない場合には液体肥料で施肥しながら翌年の植え替え時期まで管理していきます。

 

以上が基本的な挿し木の方法です。
今回は「わき芽を挿し木する方法」として説明しましたが、幹を切って挿し木する場合も同様の方法で発根させることができます。

 

幹を挿し木する場合は「切り口が大きくなります」ので、癒合剤を塗っておくことをおすすめします。(※本来はわき芽の切り口にも塗っておくべきですが、切り口が小さい場合は面倒であればスルーしても構いません)

 

挿し木の適期とは?

挿し木には、適期があります。
ユッカ・エレファンティペスの場合は「5~9月」とされており、可能であれば春先から初夏にかけての時期に挿し木をしてください。

 

ユッカには、ある程度の耐寒性があります。
しかし、秋ごろに挿し木をしてしまうと「根が未発達な状態で冬を迎えてしまう」ことになりますので、寒さに負けて枯れてしまうことがあります。

 

観葉植物の冬越えは、暖かい季節にしっかりと成長させておくことがポイントです。

 

まとめ

ユッカの挿し木は、簡単です。
挿し木は、「ユッカを増やしたい」「根腐れてしまった」「樹形を仕立て直したい」などの際に有効なテクニックです。

 

「100%成功する」とは言えませんが、ユッカは高い確率で成功します。

 

適期は、真夏を除いた5~9月頃です。
ちなみに、6月の挿し木は「梅雨挿し」と呼ばれ、温度と湿度が発根条件に適していることからも挿し木に好まれる季節でもあります。

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